ダイレクト・レスポンス・マーケティング

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 ダイレクト・レスポンス・マーケティングは、数年前神田昌典さんが本で紹介して、ブームになりました。

ダイレクト・レスポンス・マーケティングは、「マーケティング」という言葉が使われていますが、簡単に言うと反応率や成約率を上げるプロモーション方法で、インターネット上でこの手法を使ったホームページをたくさん見かけます。

確かに、ダイレクト・レスポンス・マーケティングを使うと、反応率や成約率を上げることができます。

反応率や成約率が上げられるというメリットばかりが取り上げられていますが、長所の反面短所もあります。

 ダイレクト・レスポンス・マーケティングの短所は、反応率や成約率を上げるために、今すぐに反応してもらわなければならないので、どうしても売り込みが強くなってしまうことです。

売り込みが強くなってしまうと、購入する人以外にとってはあまり良く思わないので、遠ざかってしまいます。

つまり、購入を全く考えていない人だけでなく、購入を今すぐ考えていない人、つまりいずれ購入を考えている人まで、遠ざけてしまう可能性があるのです。

さらに、一度購入した人でも、何度も強い売り込みをかけられると、しつこいセールスだと感じ、遠ざかってしまうので、リピート率も下がりやすくなってしまいます。

短期的な視点で見ると、ダイレクト・レスポンス・マーケティングを使えば、反応率が上がるので良い方法なのですが、長期的な視点で見ると、リピート率が低いので、常に新規の顧客を探さなければならず、安定したビジネスモデルにはなりにくく、コストの面から見ても新規の顧客に販売するコストは、リピートしている顧客に販売するコストと比べ、通常倍以上かかってしまいます。

また、すぐに反応してもらわなければならず、顧客の期待値を上げなければならないので、期待値をこちらから上げてしまっているために、クレーム率も高くなってしまいます。

 ダイレクト・レスポンス・マーケティングの短所ばかりを書いてしまいましたが、反応率・成約率が高いプロモーション方法なので、どうしても短期間でキャッシュを生み出さなくてはならない時に使用するのは、とても効果的だと思います。

ただ、この方法ばかりに頼っていると、いつしかあなたの会社が「売り込みが強い会社」と思われてしまうので、注意が必要です。

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