サラリーマン感覚の社員はダメなのか?


以前、知人の役員の方が、このような会社の不満をおっしゃっていた。

「ったく、どいつもこいつも、うちはサラリーマン感覚の社員ばかりだな。」

その役員の方は社員にサラリーマンとしてではなく、経営者のつもりで働いてほしいと思っているみたいです。

このブログを読んでいる方で、この役員の方の言葉に同調する方もいらっしゃるかもしれませんが、私はそこには2つの問題があると思います。

 

まず第一にに、「社員」は「社員」であり、役員ではありません。

そもそも社員として雇っているのですから、役員と同じ仕事を求めること自体おかしな話です。

これは甘えであり、このような経営層の甘えた考えがブラック企業を生むのです。

「役員がサラリーマン感覚で~」というのなら話はわかりますが、社員が社員の役割を果たしているのですから、この事に不満を持つこと自体、お門違いなことなのです。

社員は社員、役員は役員としっかり区別をつけるべきです。

 

第二に、そのような人材になってほしいのであれば、そうなるように育てるのが経営層の仕事です。

自身の役割を果たさずに社員に責任を押し付けるのは、責任者として失格です。

理想の人材に育つシステムを構築していないために起こっていることですから、責めるのは社員ではなく、経営層であるその役員の方自身を責めるべきなのです。

「会社から育てようとせず、自ら努力する見込みのある人材を重要なポストにする」

という考えの経営者の方もいらっしゃいますが、では自ら努力しない社員しかいなかったらどうするのでしょうか?

結局、最終的な責任は経営者であるあなたが取らなければならないのです。

社員任せにすればその分の時間を作れるというメリットはありますが、自分がコントロールできなくなるという大きなリスクも同時に背負うことになります。

 

もしこのような事を思っている経営者の方がいらっしゃったら、ぜひ役割と人材育成について、もう一度考え直していただきたいと強く願います。

応援クリックお願いします
にほんブログ村 経営ブログへ 

Tags: ,


成功する多店舗展開と失敗する多店舗展開


今回は多店舗展開をしている、今後店舗を増やそうと思っている方にぜひ読んでいただきたい記事です。

新規出店する際に立地や店舗の内装、市場調査、商圏など様々な要因を考慮して、出店しているかと思います。
確かに、それらの要因も成功か失敗かを分ける要因ですが、補助的な要因で、それよりももっと重要な、というより決定的な要因が「ブランディングができているかどうか」です。

「ブランディング」とは、あなたの会社(お店)のブランドを確立することです。
ブランドを確立するといっても、高級ブランドにすることだけがブランディングではありません。
消費者にあなたの会社(お店)がどのようなところなのかを認識してもらうことです。
例えば、パソコンのMacなら「オシャレでクリエーター向け」といったイメージがあるかと思いますが、それもブランドです。
同じように、量販店のドンキホーテは、「安い」というイメージがあるかと思いますが、これもブランドです。

話を戻しますが、お店が新しくできると、珍しさから開店当初はお客様が来てくれます。
しかし、大抵のお店は2年、3年経ってくると、だんだんお客様の数が減ってきてしまします。
当然ですが、開店当初にどれだけお客様を呼べるかよりも、継続的に集客できるかどうかが大事で成功するかどうかはそこにかかっています。
また、あなたの会社がうまくいっていたら、同業他社があなたのお店の近くに出店してくるかもしれません。
そうなることまで考慮すると、成功か失敗かを決定的に分けるのは、商圏でもなければ立地でもなく、ブランディングなのです。

ブランディングができていると、例え隣に同業他社の店舗があっても、お客様はあなたのお店を目的にして来てくれます。

食事を例に出して説明します。
例えば、行列ができるようなラーメン店というのは、お客様がそこのラーメンを食べるという目的を持って来店しています。
ですから、隣に空いているラーメン屋さんがあっても、わざわざ並んでラーメンを食べる訳です。
ですから、隣に同業他社が出店してきても、お客様を取られる心配はありません。
これがブランディングができている例です。
隣に同業他社がいようと、立地が多少悪かったり、家から遠くでも、それほど問題にはならないのです。

逆に牛丼チェーンはブランディングができていない例だと思います。
牛丼を食べようと思った時、多くの方は「○○の牛丼(○○は店舗名)を食べよう」とは考えないかと思います。
だから、家から近いとか安いという理由でお店を選ぶので、隣に同業他社が出店してきたら、お客様を取られてしまいますし、価格競争もしなければならなくなるのです。

多店舗展開する場合、このブランディングができているかどうかは非常に大切です。
なぜならば、多店舗展開するということは、収益を倍増させるのと同時にリスクも倍増させるからです。

もしあなたの会社(お店)がブランディングができていない状態で多店舗展開して、ブランディングをしている同業他社が多店舗展開してきたら…
お客様を次々取られ、一店舗だけでなく、数店舗の売上が下がってしまうからです。
このように多店舗展開だと負のレバレッジが利いたしまうのです。

多店舗展開を現在している、または考えている経営者の皆様はぜひ自身の会社のブランディングについて、もう一度確認してみてください。

ブランディングをする際に、最終的に消費者にどのようなブランドイメージを持ってもらうかという明確なゴールの設定が重要です。

明確なゴールのないブランディングは、焦点がばやけてしまい、ブランドの確立が難しくなってしまいます。

詳しいブランディングの方法や成功するブランディングの方法については、いずれ書きたいと思います。

応援クリックお願いします
にほんブログ村 経営ブログへ 

Tags: ,